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#00142 つぶれ役に敬意を。

こんにちは、あおけんです。

 

さて、あなたはどんなポジションを

取ることが多いですか?

 

主役ですか?

評論家ですか?

傍観者ですか?

 

まあ、なんでも良いのですが、、

私はどんな場面においても気になる存在が、

つぶれ役の人です。

 

お笑いでいえば、前振りをしたり、、

 

サッカーでいえば、敵を引き付けて

スペースを空けたり、ポストプレーしたり、、

 

ドラマでいえば、名脇役といわれるような。

 

決して、主役のように注目されたり、

称賛を浴びたりするポジションでは

ありませんが、主役が主役でいられる背景には

必ず必要な存在となります。

 

もちろん、どんなポジションも尊いのですが、

最も主役に近いところにいながら、自分が

つぶれにいく、ある種のギブの上に成り立つ

美学のようなものを感じるのです。

 

つぶれ役と言ってるだけあって、ネガティブな

イメージにもなりかねないリスクも孕んでいます。

 

その役割の尊さを認識していない人、すなわち

表面しか見えてない人からは、

 

「あいつ、何にも役に立ってないやん」

「主役の邪魔ばかりしやがって」

「空気読めよっ」

 

なんてことを言われたりしてしまうのです。

役に立ってるように見えない方が良いし、

邪魔するのが仕事であったりするし、

どちらが空気読めてないのか・・(笑)

 

よくテレビやラジオ等のメディアで

インタビューのシーンに必ず見られるのですが、

 

良いインタビュアーは、本人は勉強熱心で

超優秀だとしても、いかにも知らないふりをして

(バカを演じきって)視聴者が聞きたいような

低レベルな質問をしたりします。

 

これもある意味、つぶれ役です。

 

本当はもっと深みのあることを聞きたかったり

すると思います。でも、それを見てる人の中には、

リテラシーが高い人もいて、

「くだらない質問するなよ」と思われたりも

するかもしれません。マスメディアは基本的に

ボリュームゾーン(低レベル)に合わせること

も仕事だったりするので複雑な心境だと思います。

 

そんなことを認識した上で、

温かい目で見てあげることが大切かなと思います。

 

本人がつぶれ役になりにいってるつもりなどなく、

ただ本当にバカなパターンもあると思いますが、

それすらも私たちはポジティブに捉えた方が

平和で良いよねと思ったりするのです。

 

そして、自分から進んで、つぶれ役になれる

って超イケてるなと思うので、そうありたい

なと思ったりしています。

 

1つ簡単にできることがあります。

 

会議とかでアイデアをみんなで出し合う時に、

一番最初に、実現不可能そうな、

最もぶっ飛んだバカな意見を出すことは

めちゃくちゃ価値があります。

それによって、その後、みんなが意見を

出しやすくなります。自分が思う最適解は

最後まで取っておけば良いです。

 

「能ある鷹は爪を隠す」ってことですかね。

 

つぶれ役には敬意を。

 

今日も最幸の1日に!!