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#00138 外出・観察・洞察

こんにちは、あおけんです。

 

美術館は、お好きですか??

 

私は、アートには超疎いです。。

 

しかし、自分と距離があるモノゴトほど、

積極的に近づく価値が大きいことを

理解しています。

 

大阪ついでに、京都にも寄ることにしました。

 

京都国立近代美術館にて、

ドレス・コード?「着る人たちのゲーム」

なるものが開催されていました。

 

もし、行くつもりがある人は、ネタバレ含む

と思うので、以下は読まないようにして下さい。

 

切り口はファッションという身近なもの

でしたが、そこには良き問いが溢れていました。

 

そもそも、美術館に行く意味は人それぞれ

ですが、気分転換に行く人もいれば、

何かしらのインスピレーションを得るために

行く人もいるし、美術を専攻してるガチの人

もいたり、デートで行ったり、カッコつけで

行く人もいるんだろうなと思います。

 

私が行く理由を挙げるとすれば、

観察力と洞察力を高めるためという、

アートとは無縁な人間っぽい理由です。。

 

実際に美術館が魅力的に感じるのは、

「答えがない、良き問いがある」ことかなと。

 

で、今回の主な問題提起は

 

・誰のために着ているのか?

・選択の連続で、嫌でも何かを示してしまう

・相手の意図を察することの難しさ

 

このあたりが軸にあったように思え、

じゃあ自分はどうするのかっていう、

各個人それぞれの現在地での仮の解を

立てているのだろうなと思います。

 

もちろん、そんなことまったく考えてない

人もいるだろうし、そもそも、主催側も

そんなつもりはないかもしれないけど、

自分はこう解釈してるから、それはそれで

良いと思うし、十分意味のある事です。

 

昔の自分なら、美術館なんて絶対楽しめて

ないだろうなと思います。メモを取って、

色々思考を巡らせながら観覧している自分は

ちょっと場違いなイケてないタイプでも

あるかもしれませんが。。

 

あれを見て、自分にとっては良い機会だった

ことは間違いないのですが、他の人たちの目

にはどう映っていたのか、どんな見方をして

いたのかは少々気になります。ガチのアート

界隈の方々から学ばせて頂きたい気もします。

 

一方で、美術館に行くこと自体が

ファッションである人も少なくなかった

ように見えました。写真撮ることに夢中

だったり、重要な問いが込められている

ゾーンの余白を必要な余白だと解釈できずに

つまらなさそうに飛ばしてしまったりと。。

 

過去から現在までの様々な衣装の展示もあって

服が好きな人は、どれが可愛いとかの話だと

思うのですが、私はそこには興味はなく、

「それはどんな背景があって」とか、

「それがなぜ良いと感じるのか」という

ところに面白みを感じます。

 

現在、様々な衣装がありますが、

それには、歴史がつまっています。

 

どれも当時は、階級、性別、職業など、

それを着ることが示すことであり、

機能性も含めて、合理的であったのです。

 

現在は「平等」や「多様性」が広く認められ

見せかける必要性も下がってきています。

 

基本的には何を着ても良いからこそ、

それを着る意味が増してしまっている

ようにも思ったりします。

 

展示されている衣装で、1つだけ、

印象に残ったものがありました。

そういうのに限って、撮影禁止なんです(笑)

 

で、プレートをメモしておきました。

デザイナーは、クリステル・コーシェさんで、

KOCHE(コシェ)というブランドでした。

 

サッカーユニフォームを切り貼りしたドレスで

今まで見たことのない仕上がりながら、

ユニークで素敵と思いました。

 

調べてみたら、コーシェさんはフランス出身で、

「スポーツのエネルギーをクチュールに持ち込み

たいと思っていて、スポーツとファッションが

世界にもたらすパワーを信じている」との

コメントを見つけました。

 

特にサッカーが大好きだそうで、その理由は

「性別や世代、階級など、社会背景や境遇が

異なってもみんなが一緒に盛り上がることが

できるからとてもポジティブなものだと思う」

こんなコメントの記事を読んで、繋がりました。

 

その思いが表現された作品だったから、

自分の共感を生んだのかなと。

 

こんな出会いや発見も面白いところですね。

 

少し長くなり過ぎてるので、

今回はこのへんで一度、切り上げます。

 

今日も最幸の1日に!!