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#00131 資本家マインドセット

こんにちは、あおけんです。

 

今回も、前回に引き続き、

読んだ本と、その講演会について

まとめておこうかと思います。

 

『資本家マインドセット』

株式会社日本創生投資代表取締役CEO

三戸政和

NewsPicks Book 本体1,400円+税

 

分割した記事にしていますが、実は、

講演会自体は、光本さんと三戸さんの

対談であり、新R25編集長の渡辺さん司会で

素晴らしい組み合わせでした。

 

前回が、起業家の光本さんであるのに対し、

今回は、資本家の三戸さんになります。

 

2分化するものでもなく、資本家と起業家が

一致している場合もあるし、向き不向きも

もちろんあり、切り離すことができない

関係ながら、役割は、やはり異なります。

 

起業家⇒現場で手を動かしたい人

更に言えば、それをやるのが楽しい人

 

資本家⇒お金は出すけど、他人に任せたい人

更に言えば、時間を大切にしている人

 

シンプルに言えば、こんな感じです。

どちらの場合も、お金自体には興味がなく、

お金をツールとして何ができるかを

重視しているように思います。

 

要は、他人を喜ばせるための仕組みを

作るためにお金を出すし、その為の

時間を手に入れるためにお金を出します。

 

対して、勤め人の多くは、

自分や家族のためにお金を手に入れるし、

お金のために、時間を放出しています。

 

どちらが良い悪いの話ではなく、

両方がいて、社会が成り立っているし、

価値観の違いなので、問題ではありません。

 

まずは、客観的なこのファクトを認識して

自分がどうありたいかを明確にするのが

良いのかなと思います。

 

一応、私は、弱小ながらも

資本家であり、起業家でもあります。

自己資金で事業もやるし、

他人の会社へ投資もするといった具合です。

 

ちなみに、勤め人であっても、

起業家もやれなくないですし、もし、

副業禁止だとされていたとしても、

資本家になることは可能です。

 

不動産や株を持つだけのことですし、

そのためのリソースもそこまで多くを

投入する必要はありません。

 

一部のブロガーやフリーランスは、

「会社なんてやめてしまえ!」などと煽ったり

しますが、全然共感できません。

 

”良い”会社があれば、そこで働けば良いし、

それはありがたいことです。

 

個人的には、ポートフォリオ的に

「最強だなぁ」って思うのは、、

 

①良い組織のプレーヤーとして安定報酬を得る

②報酬を活用して、資本家のポジションを持つ

③新しいモノゴトを作りたければ、起業する

 

これが理想かと。

 

自分が多く持っているものを、いかに

「より早く、より多く、ギブするか」で

リターンが変わってくるように思います。

 

ケチるとリターンが生まれないのが世の常です。

 

情熱がある人、知恵がある人、技術がある人、

お金がある人、時間がある人、愛嬌がある人、、

 

挙げればキリがありませんが、

多く持っているものを活用したいものです。

 

脱線し過ぎて、本の紹介が遅れました。。

ポイントだけお伝えしますね。

 

資本家とは、、

 

・好きなことを、好きな人と、好きなようにやる

・キャッシュリッチよりも、タイムリッチ

・お金からも、働くことからも、自由な存在

 

三戸さんが仰るメインメッセージはこれ。

で、資本家になるということは、、

 

お金を生む仕組みをつくること。

それは、会社を買収したり(株を持つ)、

起業するということ。

 

実際、後継者のいない企業は今後も増え、

「信頼できる人が引き継いでくれるなら、

安くても良いから売りたい」「たたむのに

お金がいるから、タダでもいい」といった

こともある。M&Aのネット仲介サービス

「バトンズ」にもそのような案件がある。

 

資本家の基本となるのが、、

 

①お金と人に動いてもらう

⇒誰がやっても同じ結果を出せる仕組み作り

多くのことは、細分化すればマニュアル化可能

 

②バランスシートで儲ける

⇒事業そのものの成否だけではなく、

波及効果まで見通して、会社の資産価値を高め、

売却のキャピタルゲインまで得られる

(高級ブランドが出店に際して、その周辺の

土地までまとめて買っておく事例はおもしろい)

 

③ポートフォリオを組む

⇒分散投資はリスク管理の基本

 

で、仕組化した後に必要なのは、

 

・丸投げする(成功報酬は十分に払う)

・「60点とってくれればOK」と考える

・オープンな情報共有

 

これらは、強く共感できました。

 

なぜなら、自分が担当者だと考えたときに、

余計なプレッシャーはないし、自分の思考を

具現化しやすいし、サポートを受けつつも、

報酬が伴うとなると頑張れるからです。

 

そして、三戸さんが講演会のときに、

 

「その会社の人が気持ちよく働けているか?」

 

これが何より重要、と仰っていて、

基本中の基本ながら、超本質で超重要だなと

改めて思いました。

 

そういう意味では、会社という組織には、

社長やリーダーはいても、資本家マインドを

持った人が少ないのかなと思ったりします。

 

ライトな本ながら、現実、戦略、利他が

混ざりあった、持つべきマインドセットが

メッセージにあり、共感できる内容でした。

 

長くなってしまったので、このへんで。

 

今日も最幸の1日に!!