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#00122 令和時代の理想の会社②

こんにちは、あおけんです。

 

さて、最近のブログテーマが

少々重いため、長文になっております。

 

ということで、今回は前回の続きになります。

 

前回は、資本主義における会社の構造や

時代変化のざっくりとした見込みについて

偏見をたっぷり混ぜてお伝えしました。

 

そして今回が「じゃあどうしたら良さそうか?」

を考えていこうかと思います。

 

前回、かなり長文になっているので、もっと

シンプルでロジカルなメッセージにします。

 

・激動の時代のため、定年まで1社1職は困難

・掛け持ち可能な会社に所属してリスクヘッジ

・今までの一般常識とは異なる会社が必要

 

ようやく登場、「令和時代の理想の会社とは?」

 

もはや会社と定義しない方が適切かもしれません。

 

「多様な個人が集まるハコ」とでも言うべきか。

 

だから、株式会社というより、合同会社の方が

しっくりくるように思います。

 

で、そうなったときに、必要な機能として、

 

・上下なく、尊重しあえる対等な関係

・本業や家族等を優先できる自由度や環境

・ビジョンや運営に関わる情報の共有や透明性

 

このあたりだと思います。

これらを満たす既存企業はなさそうですね(笑)

 

会社としての在り方はこんな感じで、

じゃあどうやって働くのか?仕事をするのか?

ってことですが、ここが結局重要です。

 

なぜなら、既存の一般的な会社は良くも悪くも

勝手に回り続く仕組みになっていますからね。

極論、めっちゃさぼってても、安定した給料は

毎月もらえます。頑張っても増えないし、

社員が頑張って最も喜ぶのは経営者や資本家

ですからね。その分、責任やリスクをとってる

ので、当然といえば、当然ですが。。

 

私も、応援したい会社には投資してるので、

資本家側、労働者側の両方の思考は

それなりに理解しているつもりです。

 

で、最近の勢いのある成長企業は

ビジネスモデルのデザインはもちろんながら、

報酬制度もしっかり考えられています。

 

毎月の給料やボーナス、福利厚生は当然ですが、

それ以上に、キーマンや期待しているメンバー

には株を持たせて、会社の成長と本人への

報酬を連動させているのです。

SO(ストックオプション)といいますが、

欲しいと言ってもらえるようなものでもない

ですが、有能なら交渉材料として提示されます。

 

ここでの本質が、会社業績に責任をもつのが、

資本家であり労働者であるということです。

 

ここで生まれる発想として、前回のように

会社の一連のプロセスを置き換えるとなれば、

 

【一般的な会社】

①何かの問題解決をしたい起業家がいる

②それを解決するために、モノやサービスが必要

③それには、元手となる資本、お金が必要

④銀行や投資家から資本金を調達(株や債券)

⑤資本金を使って、モノや人を集めて生産する

⑥安く仕入れて価値を付けて高く売る

⑦粗利をつくり、銀行や投資家へリターン

 

【作りたいハコ(合同会社)】

①やりたい事(一人では困難)があるメンバーがいる

②その人がプロジェクトリーダーで、協力者を募る

③多様な参加者のツールや能力のギブを資本とする

④ギブの結集で成立する価値を生み出してマネタイズ

(必要な材料などの経費は必要に応じて仮払い)

⑤必要経費を引いて、「参加者+1」で平等に分配

⑥⑤の+1は法人の積立金として、運営費にあてる

 

こんなところで、要は、、

 

「資本はプロジェクト参加者のギブで、

粗利を生み出せたら、参加者+1で等しく分配」

 

ギブには色んな価値があって、

アイデアも、助言も、交渉も、情報発信も

カメラ撮影も、編集も、デザインも、場所提供も

道具提供も、割いた時間も、、キリがなく様々。

 

だから、シンプルに、ギブを結集して

全体の完成度を高めて、報酬が発生したら、

プロジェクト参加者で平等に分ける。

 

自分たちのギブが資本だから、資本家へのリターン

を無視してダイレクトに分配できるから

頑張った分だけ報酬になるし、やりたいことに対して

余計な口出しされないから何よりストレスフリー。

 

しかも、赤字を掘ることをなく、そもそもギブで

成り立ってるから、倒産リスクはゼロ。

 

現在、シェアリングの時代に突入しています。

シェアハウス、カーシェアリング、シェアオフィス、

「価値が高いけど稼働率の低いもの」が対象

となっているように思いますが、、

 

それは、個人が持っている時間や能力、

道具なども当てはまると考えています。

 

だったら、仕事もシェアできるんじゃないかって

発想だったりもします。ワークシェアリングね。

まだ一般的な概念にはないけど、可能なはずです。

 

良いことばかり挙げましたが、安定感はないし、

大きな金銭的資本が投入できない分、

最初の方は、やれることも限られるだろうけど、

主体的な人や、柔軟で多様な協力者が欲しい人に

とっては最高の環境になるような気がしています。

 

もちろん、参加メリットとして、

イベント等へ自分の事業を優先的に巻き込んだり、

会社の看板をうまく使って営業や交渉事を進める

ことで可能性も広がると思います。

 

一般的な資本主義の仕組みから、

個人の価値観を尊重した、価値主義で回る

仕組みへとシフトしていくように思います。

 

例えば、ルールとして、

 

・いつでも辞めれる、辞めさせられる権利

(信用が紐づくし、正当な理由は必要)

・他人に強要しない。最大限尊重すること。

・PLはそれに関して独断的な最終決定権を持つ

 

このようなことを決めておけば、

対等、自由、自己実現といった、

今までの会社組織の在り方では困難なことが

叶えられるのではないかと考えています。

 

もちろん、あくまでざっくりのイメージなので、

詳細は初期メンバー中心に話し合って決めて、

また時代の変化とともにアップデートしていける

柔軟なハコができれば良いのではないかなぁと。

 

だから、事業内容ありきなのではなく、

モチベーションある人がプロジェクトごとに

リーダーとなり、共感者がそれをサポートする

という、自由なように見えて、極めて合理的な

会社なのではないかと思います。

 

無能な社長や経営者が権力だけ行使して、

現場で頑張ってる人が報われないなんて、

そんな残念な状態は令和時代に

持ち越してはダメだと思うのです。

 

ちょっと既存の会社をディスり気味ですが、

尊敬できる会社やリーダーも沢山いることは

ここでお伝えしておきます。

 

また長くなってしまいました。。

 

次回、自分が作りたい会社の要点をまとめます。

「具体的に何をやりたいか?」を、現時点で

個人的にやりたいアイデアも

少し出してみようかと思います。

 

今日も最幸の1日に!!