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#00066 専門家には、自ら歩み寄れ

こんにちは、あおけんです。

 

「難しすぎる、もっと分かりやすく説明して」

 

なんて言っちゃうことありませんか?

 

確かに、説明が上手な人は、

子供でも分かるように話すとも聞きますよね。

 

でも、それが本当に良いこと

とは限らないなと最近よく思うのです。

 

私は、自分がバカな方なので、

どちらかというと、分からない人に

分かりやすく伝えるのは苦手意識はありません。

 

この人、分かりやすく話をしてくれる人だな

って人は、優しさも感じるし、プレゼン能力が

高くて、素直に尊敬します。

 

逆に難しい専門用語ばかり並べて、

それ、専門家にしか伝わらないでしょって

小難しい話をする人がいるのも事実です。

 

私が尊敬している人の1人でもある

メディアアーティストの落合陽一さんは、

最近よくメディアにも露出するようになりました。

 

彼の話は、頭の回転の速さもあって、

早口ってこともありますが、

時々、話についていけなくなります(笑)

 

また、著書の内容の表現にも難解に

感じるものもあります。

 

しかし、何度も聞いていると、

理解して納得できることが多いです。

そして強く共感できるから

今、最も面白みのある人の一人です。

 

その理由が自分なりに分かってきました。

 

彼は、「それってどういうことか」っていう

抽象的なことは、普遍性あるロジカルなことを

言ってるけど、

 

具体的な事例が「解像度が高すぎる表現」だから、

自分のように見えてる世界が狭い人間には

伝わり難いということだと思うのです。

 

だから、いつもまわりが「え?」ってなった時、

解像度を下げて説明してくれてようやく理解して

納得できることが多いのです。

 

この説明自体が分かりにくいですかね?

 

話が分かった人でも、

 

「じゃあ、最初っから解像度下げた、

分かりやすい表現で言えよ」

 

って思った人もきっといますよね??

 

今回のテーマは、そこについてです。

 

まず、解像度について。

 

これ、簡単に言ってしまえば、

どこまで細かい表現ができるかってことですね。

 

TVでも4Kとか、8Kってありますよね。

人間の目がどこまで差を感じるかは別として、

8Kの方が、より繊細な表現ができています。

 

例えば、

解像度が低いのは「色」において、

3原色(赤、青、黄)レベルだとすると、

 

解像度が高いというと、

深い青、明るい青、

紺色、水色、パステルな青、、、

 

これらを用いることで、青に属する中で

青と言ってしまうより、より正しい表現が

可能となります。

 

他にも、解像度が低いのが

デジタル時計(〇〇時〇〇分)の表示だとすると、

アナログ時計の秒針までついたものの方が、

解像度が高いことになります。

 

これらの例を見ても分かるように、

解像度が低い表現は間違ってはいないのですが、

細かいところまで伝わりません。

 

だから、解像度を下げた説明をしてしまうのは

もったいないと思うのです。

 

専門家に「分かりやすく説明しろよ」って、

言ってしまうのは簡単です。

 

でも、より解像度の高い世界を学びたいなら、

自ら歩み寄りにいく方が損失が発生しません。

 

結局、落合陽一さんは自分の言いたいことを

正確に伝えようとしつつも、

優しい人なので、私のようなおバカちゃんにも

理解できるように言い直してくれるんです。

 

ここって難しいところなんですよね。

みんながみんな専門家ではないし、

 

かといって、どこまでを一般教養として

「知ってる前提」で話を進めていいかは

悩ましいところだと思います。

 

ちなみに、私のブログは、高校生なら余裕、

中学生でも何となくは読めて理解できる

ようにしているつもりです。

 

だから今回言いたいことは、

 

分からない、伝わらないのは、

説明しない人が悪いばかりではない。

 

自分が知らない領域のことでも、

ざっくり言っていることが分かる程度に

幅広く学んでいくことが重要。

 

ということが言いたいのです。

 

更には、伝える側の立場になったのであれば、

落合陽一さんのようなスタンスは素敵です。

 

始めに、そのままストレートに話してみる。

で、伝わってなさそうだなって察したら、

嫌な顔せずに解像度を落として伝える。

 

お互いの歩み寄りが大切だなって思うのです。

 

基本は「自分に厳しく、他人に優しく」

できる人はいつもそうです。

 

今回はこんなところで。

 

次回は、今回の結びにも通ずるテーマです。

 

「すべてを自責に」

 

今日も最幸の1日に!!