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#00055 やるなら振り切れ、尖らせろ

こんにちは、あおけんです。

 

さて、前回に引き続く内容になります。

 

前回は「負けないために市場を慎重に選ぶ」

というのがメインメッセージで、

 

大きな市場には飛び込まず、

「ニッチな市場を選ぶ」か「市場をつくる」

ことをオススメしました。

 

もう少し深掘りしてお伝えしようかと思います。

 

ここで重要になるキーワードがあります。

 

「トレードオフ」

 

この言葉はご存知ですか?

 

知らない人でも、思考的には理解している人は

多いかと思います。

 

ビジネスマンや理系出身で知らない人は

少ないくらいかもしれませんね。

 

このブログは「中学生でも分かるように」を

意識してるので、もちろん解説しておきます。

 

正確な定義は調べてもらいたいのですが、

シンプルに言ってしまえば、こうです。

 

「両立なんて無理ですよ~」

 

もう少し丁寧に言えば、

 

「Aが増えれば、Bは減る。

Aが減れば、Bは増える。」

 

要は、AもBも両方得ることなんて無理。

 

こんな感じです。雑ですみません(笑)

 

イメージしやすいように生活の中のモノゴトに

置き換えてみましょうか。

 

偏見を交えて、パッと思いつく

分かりやすいところでいうと、

 

・質と量(ブランドとコモディティ)

・持ち物を多さとフットワークの悪さ

・軽量化と強度低下

 

それぞれ解説するまでもないでしょう。

 

生きてる中で、トレードオフの関係なんて

山ほどあるので、こんなのほんの一部です。

 

しかも、これらは絶対とは言いませんが、

強い相関関係があると思っています。

 

幻想領域だとは思いますが、、

何も犠牲にせず、全部を満たす完璧な

パターン。例えば、超高級なのに、

みんなが持ってるとか(笑)

 

そんな狂った非現実的な議論はここでは

しません。

 

まずは、トレードオフの力が働く現実を

受け入れましょうってことから、

今回の本題に入ります。

 

さて、あなたは、みんながやってるような

外さないことをやりませんか?

 

例えば、パン屋さんがやりたいと、、

 

で、やるからには、王道である、

クリームパン、メロンパン、アンパンは

絶対に外せないと。。。

 

その気持ちは、すごくわかるんですが、

私ならやりません(笑)

 

顧客満足度を無視してるって??

 

確かにそうかもしれませんが、

パン屋さんなんて、いっぱいあります。

どこでも似たようなものは買えます。

 

お互いが「うちのはここが違う」って

拘りがあるかもしれませんが、

ブラインドテストすれば大差ないのが、

現実です。。

 

自分が食べたいから作るってのなら、

売れ残った処理が可能だし、趣味の延長なら

全然問題ないと思います。

 

でも、ビジネスとなると、少し違います。

種類が多いことは手間もかかるし、

原価もかかります。

 

私なら、食パンだけとかハード系の

ベーシックなやつだけとかに絞ります。

 

で、一点突破。その代わり、原料も厳選して

毎日食べても飽きないタイプにする。

全粒粉とか天然酵母とか、身体のことも

気を配ってみたり。

 

合わせて、ジャムやハム、チーズの提案で

バリエーション作るのも良いかもですね。

 

自分なら和食でない朝食ならば、、

コーヒーとそんなパンを合わせたい。

 

食パン専門店とかもありますよね、

ペリカンさんとか乃が美さんとか。

あんなイメージです。

 

出店も住宅街とか、とにかく人が

いるところにしたいですよね?

 

それ、他のパン屋さんも同じ気持ちです。

パン屋に限らず、飲食店やスーパーもですね。

 

ということは、競争したくないと思っても、

避けられないです。今はブルーオーシャンでも

将来はレッドオーシャン間違いなしです(笑)

 

じゃあどうするかって?

 

あえてみんなが出店したくない場所を

選ぶんです。

 

おもしろいパン屋さんがあります。

 

長野の超ど田舎に「わざわざ」っていう

パン屋さんがあって、名前の通り、

わざわざ行くお店なんです。

 

詳細は調べてみて下さいね。

 

このくらい振り切って、尖らせた方が、

お客さんには刺さるんです。

 

誰もやらないことだから勇気が

いりますけどね。

 

トレードオフの例として、

「質と量」を挙げました。

 

大手量販店は大量に生産して、

安く販売することが可能です。

 

資本が少なく、でかい設備が持てず、

人も雇えないとなると、大手に勝てる

わけがありません。

 

「量」の代わりに失う「質」で勝負

するのは、当然の戦略となります。

 

これをやりきろうと思ったら、

当然、メニューも少数精鋭にした方が

良いに決まってます。

 

品質も価格もどっちつかずの

中途半端なことをすると高い確率で

失敗すると思います。

 

まあ、難しいこと考えなくとも、

自分がお客さんだったとして、

それを継続的に買いたいと思うかが

1つの基準です。

 

そして、本当の意味で振り切るなら、

「え!そこまでする?」

くらい、やりすぎに感じるくらいで

ちょうど良いと思います。

 

それって、人は誰かに伝えずには

いられない衝動にかられるので、

マーケティングも兼ねてくれます。

 

バケツに入ったパフェとか、

カレートッピング全部のせとかは、

確かにインパクトありますが、、

 

今となってはコモディティ化の域だし、

大して利用したいとはなりません。

 

だから、どうせやるなら、

〇〇専門店っていう領域をめちゃくちゃ

絞ることも1つの手段です。

 

例えば、今私は、珈琲豆専門の事業が

1つありますが、、

 

それを「極深煎り珈琲豆専門店」としたり、

「沖縄産コーヒー豆専門店」とするような

イメージです。

 

私は、多様性を尊重したいのと、

自分が飲みたいバリエーションを

ラインナップに持つことが価値観にあるので、

そんなことはしないと決めていますが、

 

もし、ビジネス的に儲け重視にするなら、

そのくらい尖らせた方が、狭いターゲット

ながら深く刺さって強烈な顧客を作れると

思います。

 

中華料理屋さんで餃子定食を注文するより

浜松の餃子専門店で食べたいですよね??

 

絞れば絞るだけ刺さります。

でも、現実的には怖くてできないもんです。

メニュー数はある意味リスク分散です。

 

みんながそうしたいからこそ、

思い切って、振り切った方が良いし、

鋭く尖らせた方が良いのです。

 

運動量なくてもフリーキックの精度が

めちゃめちゃ高いサッカー選手や

 

ホームランやヒットは打てなくても、

確実にバントできる野球選手は、

 

そこそこ色々できる選手より、

活躍できる場所が必ずあるものです。

 

投資もそうです。私は、ゲーム関連は

やらないから分からないし、

医療分野は難しくて疎いので、

手を出さないと決めています。

 

でも、丸亀うどんを運営するトリドールや、

ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイ

の成長性はイメージできていました。

 

自分がここなら結果を出せるという領域に

しぼってリソースを投入することが

どれだけ大切かということを、

多くの人に伝えたいと思っています。

 

無理せず、自分の好きなところ、

得意なところに身を置いて、

正しい努力をすれば、

みんながハッピーだと思うので。

 

このブログもそのきっかけになれば

良いなって思って綴ってますが、

何事も上手くいかない人は、

他人に興味がない場合が多いので、

これを読んでないですね(笑)

 

このブログの内容を大したこと書いて

ないなって思う人なら成功者の素養が

あるだろうし、読んでくれている人なら

きっと私が心配することもないなって

思ってます。

 

かなり長くなったし、脱線気味ですが、

最後にもう一度言わせてください。

 

「やるなら振り切れ、尖らせろ」

 

今回はこんなところで。

 

今回の提言は

合理的で正しい戦略だと思う一方で、

その選択をしない自分もいます。

 

そこには、人間の性質が大きく関係します。

それを認識しておくことは重要なので、

次回のテーマは、

 

「正しさより、気持ち良さ」

 

と題して、お話しようと思います。

 

今日も最幸の1日に!!