· 

#00045 価値主義⇔資本主義

こんにちは、あおけんです。

 

さて、さっそくですが、、

 

「価値主義」って聞いたことありますか?

 

この言葉自体を公に発したのは、

メタップスという会社を経営する

佐藤航陽(カツアキと読みます)さんが

最初だと思います。

 

概念的には理解していたり、

頭で考えていなくとも

行動は価値主義だったりする

ことは普通にあると思います。

 

が、言語化したのは彼だと思います。

 

詳細は、「お金2.0」という本をご覧下さい。

現代のお金について、分かりやすくまとまって

いるので、読んで損はないと思います。

 

誤解を恐れずに言えば、

好き嫌いが分かれるタイプの存在だと思います。

 

私は、尊敬すべき一人だと思うし、

思考がぶっ飛んだ人やロジカルな人は好きです。

 

本題に入ります。

 

なぜ、「価値主義」の話をしようと思ったのか。

 

それは、以前、言葉は出したものの

深掘りせずにさらっと流していたこともあるし、

 

先日、私が出店していたイベントにて、

「価値主義」な出来事があったので、

この機会にお話しようかと思った次第です。

 

まずは、この言葉を知らない人のために、、

 

簡単に言えば、

 

「資本主義」の対義語にあたるように思います。

 

資本主義は、お金がベースになっていて、

現在の社会は、資本主義経済で回っています。

 

例えば、野菜を買うのに100円というお金を

支払って交換するわけです。

 

で、あらゆるモノゴトにはある程度、

市場価格がついています。

 

それは、需給バランスや希少性、ブランド等

により、ある程度相場が決まっています。

 

自分の外側にそれが決定づけられる要因が

あることが多いと思います。

 

「価値主義」は、逆に自分の内面にあります。

 

決定づけるのは、自分です。

 

例えば、ある人にとっては、それが高いと感じる

モノゴトでも、自分にとっては、お金はいくら

払ってでも良いから手に入れたいというのは、

資本ではなく、価値の世界に生きています。

 

具体的に言えば、、

 

Facebookによるインスタグラムの

買収もそうですね。

 

今でこそ、Facebookよりインスタの方が、

活気があるようにすら見えますが、

 

買収当時は、それほどでもなく、

私を含め、一般人には、

その価値を感じていなかったのです。

 

Facebookは、2012年にインスタグラムを

10億ドルで買収しましたが、当時のインスタの

企業価値は5億ドル程度と見られており、

周りからはかなり批判を浴びていました。

 

しかし、2018年現在、インスタの企業価値は、

1000憶ドルにも上るともいわれ、

100倍の企業価値がついているのです。

 

目の前のお金儲けばかりになると、

見えない価値に気づくことはできないことを

この事実が証明しているようにも思います。

 

この件に関しては、リターンは結局

資本的に得られているので、例としては、

価値主義からすると、言いたいことは少し

ズレてしまったようにも思いますが、

日本の大企業の多くはできない決断だと思います。

 

さて、身近な話に移ります。

 

私が以前好きになった、

お豆腐屋さんのどんぶりがあるんですね。

 

そのお店が今回のイベントでも出店される

とのことで、落ち着いたタイミング

で豆腐丼を買い行ったんですよ。

 

そしたら、売り切れましたと。。

 

で、厚揚げの串焼きや、おから棒焼き的なのを

何本か買ってそれをお昼にすることにしました。

 

食べてて、しばらくすると、お豆腐屋さんの

お兄さんが、「もしかして、お昼まだでした?」

って。

 

で、特別に残り物で、1杯に満たない

豆腐丼をサービスで差し入れてくれたんです。

 

これには、めちゃめちゃ感動して嬉しくて、

もらえた事実より、そのお兄さんの気持ちが

嬉しくて、幸せな気持ちがこみ上げてきたんです。

 

私は、なんとかお礼にコーヒー豆を

プレゼントできないかなって思ったものの、、

 

嗜好品だから、飲まれるか分からなかったから

確認してみると、、挽いた豆であれば、お家で

ドリップコーヒーしてるとのことで、

酸味が好きって言ってたから、

フルーティー系の豆を中挽きで持ってって、

改めて、豆腐丼のごちそうさまの挨拶に

プレゼントに持ってったわけです。

 

そしたら、

「残りものあげただけなのに、こんな高価なもの

もらっちゃっていいんですか!?」

 

って言われたわけです。

 

そりゃ、一般的な現金の価値で考えたら、

私はかなりマイナスですが、

そんなんどうでも良いんですよね。

 

私にとっては、その日、幸せな気分に

なれただけで十分すぎる価値を得たわけです。

 

もっと言えば、お金では得られない価値を

得られたのだから、むしろ、お兄さんから

頂いた幸福度はその差額なんかでは、

足りないくらいですと言いたい。

 

これが正に「価値主義」の話なんですね。

 

むかし、CMでありました。

 

マクドナルドなら、

 

「スマイルは0円!」

 

とか、

 

マスターカードなら、

 

「〇〇は、プライスレス。

買えるものはマスターカードで。」

 

って、キャッチコピーがありましたが、

お金には換算できないものが、

価値主義なんですよね。

 

逆に、

キャバクラとか風俗なんてのは、

資本主義ど真ん中で、大きなお金で、

スマイルを買っているようなもんなんですよね。

 

どっちも行ったことないので、

イメージで語ってるので、実際は

心底スマイルが出ているのかもしれませんが、

偏見を交えて言えば、そう見えています。

 

もちろん、キャバクラや風俗を否定する

つもりはありません。

 

存在するには、需要と供給があるから

成り立っているのは理解しているつもりです。

 

私は、アルコールがダメだし、その類のものは、

怖いお兄さんに囲まれ脅されるんじゃないかって、

勝手に悪いイメージ持ってるんで、自分に

縁のないものにしておきたいだけなのです(笑)

 

ちなみに、AV女優や男優さんとか偏見されがちな

職業の人たちに対しては特に偏見はないつもりです。

 

尊敬できる思考の持ち主もいるし、性に対して

オープンな人はむしろカッコイイとすら思います。

 

脱線したので、戻しますが、

 

「資本主義」と「価値主義」の世界は、

人によって、バランスが異なります。

 

どちらも、否定されるものではないし、

価値観で決まるので、正解はありません。

 

ただ、これまでの社会は、

「資本主義」が支配的であったのに対して、

今後は「価値主義」を感じる場面が多くなる

ことは間違いないなと思っています。

 

個人的には、「価値主義」の人と仕事をしたり、

友達になるのは、心地が良いなぁと思います。

 

資本主義において結果にコミットするのも、

ビジネスマンや経営者としては、

重要なスキルかもしれませんが、

不思議なもんで、目先の利益を儲けようとすると、

長期的には合理性を欠いたり、思うような結果に

繋がらないものです。

 

逆に、利益やリターンを求めてない人が、

好循環になることは多いように思います。

 

長くなってきたので、

次回のテーマにしようと思います。

 

「与えて、見返りは期待しない」

 

今日も最幸の1日に!!