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#00017 大局観(虫の目、鳥の目)

こんにちは、あおけんです。

 

本日のテーマは、「大局観」についてです。

 

この言葉、聞いたことありましたか?

 

私が初めて耳(目)にしたのは、確か、

プロ棋士の羽生善治さんの

著書だった気がします。

 

将棋などのボードゲームで、

的確な形勢判断を行う能力のことで、

 

私は、それに限らず、モノゴトを俯瞰して

全体像を捉えて、最も大切な局面を

見極める能力として解釈しています。

 

将棋や囲碁、チェスなんかは、

何手も先を読んだ上で、

目の前の一手を打ちます。

 

一番勝負どころとなるであろう

ところで自分が有利にすすめるための

戦略的視点と言い換えても良いかもしれません。

 

サッカーで言えば、

同点で迎えた後半20分前後の采配であったり、

 

W杯ロシア大会の決勝トーナメント進出を

かけたポーランド戦で西野監督の采配にも

言えます。

 

目の前の試合で点を取りに行くことよりも

本来の目的である予選を突破して駒を

進めることを選択した西野監督は

「大局観をもっている」

有能な監督だと思うのです。

 

短期的な損得でモノゴトを考えると、

長期的な大きな結果を得られない

可能性があるのです。

 

これはセルフコントロールの話にも

繋がりますが「自制心」のテーマはまた別で。

脱線を重ねると長くなるので(笑)

 

で、ここでは、マインドセットではなく、

視点のお話。

 

今でこそ、カメラの技術が発展して、

自分を見ることができるようになりましたが、

基本的には自分の目で、

今現在見えているものがすべてのように映ります。

 

だから、もう2つ視点を持ってほしいなと。

 

虫の目と鳥の目です。

 

イメージつきやすく言いまわしていますが、

解像度を大きく上げるか、下げるかです。

 

ちなみに私のブログは

大局観が足りてません(笑)

 

めっちゃ、虫の目です。

 

鳥の目があれば、もっと具体的な話を削って、

抽象度を高めてコンパクトにまとまります(笑)

 

どちらか一方だけだと不十分です。

 

虫の目があるから、細かな気配りができたり、

戦術を組み立てられるのです。

 

鳥の目があるから、大きな流れを読んで

大胆な戦略を取れるのです。

 

ちなみに大局観は、鳥の目のことですよ。

 

で、大局観をテーマにしているからといって、

鳥の目だけを大切にしろと言っている

わけではありません。

 

鳥の目は、経営者やリーダーに必要です。

虫の目は、マネージャーや職人に必要です。

 

言ってしまえば、多くの人は、

どちらかの視点に偏っているように感じます。

 

チームを組む時は、自分と違うタイプの

視点を持つ人を巻き込むと良いです。

 

ということで、大局観の話をしましたが、

これは経験で身に着けていくもの

だと思います。

 

全体像なんて、余裕がないと見えない

のが現実です。

 

とはいえ、目の前のことに集中しすぎたら、

一旦、物理的にも精神的にも離れてみて、

遠くから全体像をぼんやり見てみる訓練は

大局観を育むスピードを

早めるんじゃないかと思います。

 

今回は、同じ「空間」で視点を変えて

捉えることがテーマでしたが、

次回は「時間」を切り口に、

”少し” お話をしようかと思います。

 

今日も最幸の1日に(^^)/