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#00005 超一流になるのは才能か努力か?

こんにちは、あおけんです。

 

ブログ更新連続5日目です。

そろそろ「◯日目です」はクドいですね。。

 

何事でも、だいたい意識して続けて、

3週間くらいで習慣化できるそうです。

 

「習慣化」って概念、ものすごく大切なので、

そのうちテーマに取り上げますね。

 

さて、今日は、けっこう強烈なタイトルです(笑)

 

読んだことある本を紹介していこうと思い、

第一回にこの本なのは、たまたま目についたから。

 

先に言っておきますが、本の宣伝をしたり、

概要を伝えるのが目的ではありません。

 

その本の気になったところ、共感できたところ、

人生に活かしたいと思ったことをお伝えします。

 

既に長くなりそうな予感がしてるので、

気をつけて綴りたいと思います(笑)

 

 

「超一流になるのは才能か努力か?」

アンダース・エリクソン

文藝春秋 1,850円

 

私がこの本を手にした理由は2つあります。

 

①経験的に答えは見えてる気がしたけど、

研究レベルでのエビデンスが知りたかった。

 

②子育てや若者への良きアドバイスが

できるように知識を広げておきたかった。

 

こんなところです。

 

300ページ超えの濃ゆい本で、

気になったところが多かったです。

興味あれば是非。

 

結論から、いきます!(笑)

 

 超一流になるのは、才能ではありません。

努力です。

 

と言ってしまうと、ある程度想定内で

薄っぺらいので、もう少し解像度を上げます。

 

シンプル&ロジカルにいきますね。

 

才能は、あらゆる人に備わっています。

そして、適切な方法によって引き出せるものです。

 

人間の脳と身体の適応性を

どれだけ活用できるかが超重要です。

 

そして、努力についてよく考える必要があります。

 

大切なのは「質」と「量」です。

 

「自分の能力を少しだけ超える負荷をかけ続ける」

これは絶対意識しておくべきポイントです。

 

1×1×1×・・・=1(毎日同じ練習は意味がない)

1×1.1×1.1×・・>1(必ず、1より増えていく)

 

こんなイメージかと思います。

 

筋トレにも「超回復」という言葉がありますが、

壊した筋肉は筋肉痛がとれたタイミングでは、

一時的に壊れる前の筋肉より強化されます。

 

そのタイミングで更に筋トレを重ねることで、

どんどん効率よく筋力アップされていくのです。

 

また、「負荷が少しだけ超えたところ」なのが

ポイントです。

 

コンフォートゾーンをあまりに超えすぎると、

身体を痛めるなどの逆効果になるのです。

 

正しい努力において、身体的な努力は

目に見えて分かりやすいと思います。

 

一方、初めて聞いた言葉がありました。

 

「心的イメージ」ってご存知ですか?

 

説明によると、、

『心的イメージとは、脳が今考えているもの、

概念、一連の情報など具体的あるいは抽象的な

対象に対応する心的構造のことである』

 

とあります。

 

え?

ってなりますよね(笑)

 

簡単に言えば、

それについてどこまで奥行きのある

イメージを持っていますか?ってことだと思います。

 

例えば、サッカーの初心者だと、目の前のボールと

せいぜい向かってくる相手1人が見えるくらい。

 

でも、上達すると、仲間へのあらゆるパスコースや

敵のポジショニング、有効なスペースまで見えて、

最適なパターンがイメージできます。

 

これは、あらゆる分野に共通する概念で、

「木を見て、森までみえるか?」

ということです。

 

で、練習するということは、対象の活動がなんであれ、

いかにその活動に役立つ有効な「心的イメージ」を作り上げるか

ということになります。

 

少し話は脱線しますが、

パターン認識と最適化を鍛えるという意味で、

AI(人工知能)の長所に通ずるようにも思います。

(AIのテーマもそのうちブログにします)

 

 

努力が重要なのは分かった。じゃあ、

どうやって努力すれば良いんだ?

といったことも述べられていますが、

長くなるので、ここでは省略します。

 

スポーツの技能においては、確実に影響を与えることが

わかっている遺伝的要素は、身長と体格の2つだけです。

 

努力で超一流になれるとはいえ、この2つの因子が、

スタートラインとして優位になれるスポーツが

存在することは否定できません。

 

夢のない話かもしれませんが、現実的に

この2つがメインファクターになるような分野での

勝負事を避けることは1つの戦略のようにも思います。

 

走るだけ、投げるだけ、飛ぶだけといった

シンプルな競技への参加は見極めが重要になります。

 

逆に、例えば、私がサッカーに魅力を感じる理由は、

複雑性が高く、誰にでも勝つチャンスが

あるからのようにも思います。

 

才能の話の戻すと、、

長期的に勝利するのは、知能など何らかの才能に恵まれて

優位なスタートを切った者ではなく、

より多くの質の高い練習をした者となります。

 

よって、最も大切にしたいことは、

「あらゆる人間に可能性を認め、

それを伸ばす方法を見つけること」になるのです。

 

人は環境によってつくられます。

 

自分を高めるためには、自分で環境をつくったり、

環境に飛び込んでしまえば良いですが、

自立していない子供に関してはそうもいきません。

 

親が子供におしつけることなく、

何かをはじめるきっかけを与えたり、

モチベーションを尊重して、

サポートしてやる必要があると思うのです。

 

一般論として、東京大学の学生は

裕福な家庭で育った人が多いというロジックは

なんとなく理解できます。

 

私が育った家庭は裕福とは言えませんが、

消耗するスパイクを何足も買ってくれたり、

毎週のようにあるサッカー遠征費も

当たり前のように出してくれていました。

 

全国レベルでやれていたのは、

自分の努力より親の負担の方が

大きかったように思います。

 

私は今まで、多くの人に、

いろんなきっかけや環境、チャンスを

与えてもらって生きてきました。

 

今後の人生は、ご縁ある人の人生を

豊かにするきっかけ作りを

していきたいなぁと思うのです。

 

長文にお付き合い頂き、ありがとうございます。

本のご紹介は週1くらいに抑えた方が

よさそうですね(笑)

 

読書の価値は、アウトプット、行動にあります。

 

次回は、「すぐにやれ!」

こんなタイトルでいきます(笑)